生活習慣のせい?!加齢臭の主な原因とは

コラム

シャンプーの洗浄力に注意!

シャンプーは頭皮の汚れを落とすもの。

だからしっかり洗ってくれるものがいい!

とはいえ、洗浄力が強すぎるシャンプーには注意が必要です。

頭皮の皮脂は頭皮の水分の蒸発を防いで保湿したり、強い紫外線から頭皮を守ってくれるという働きがあるのです。

洗浄力・脱脂力が強すぎるシャンプーはその大切な皮脂を落とし過ぎてしまいます。

そうなると皮脂腺は、もっと頭皮を守らないと!とますます皮脂を出すようになってしまいます。

増えすぎた皮脂は紫外線や空気によって酸化し、それが嫌な臭いの原因となってしまうのですね。

洗浄力が穏やかなシャンプーを選んだ方が結果的に臭いが収まります。

 

糖質の摂りすぎに注意!

食生活にも注意が必要です。

ついつい食べてしまうジャンクフードや油もの。

食べ過ぎてしまうと皮脂の分泌量が確実に増えます。

体内に溜まりやすい動物性脂肪はそのまま頭皮の皮脂腺から分泌されることになってしまい、そうすると嫌な臭いの原因となります。

脂肪分が増えると頭皮にもともとからいる常在菌のマラセチア菌が増えてしまいます。

適正な数のうちはいいのですが、脂肪を好むこのマラセチア菌が増えてしまうと、分解された脂肪は遊離脂肪酸を増やすことになります。

これまで弱酸性に保たれていた頭皮は遊離脂肪酸の酸化によって、嫌な臭いが発生してしまうのです。

これがひどくなるとかゆみや大きなフケ、炎症が起こる「脂漏性皮膚炎」となるので、さらに注意しましょう。

こうなると髪の毛が抜け、薄毛に悩まされることにもなります。

 

ストレスに注意!

ストレスを受けると人間は交感神経が活性されます。

それによって男性ホルモンの働きも活発になります。

男性ホルモンは皮脂の分泌量を増やすという作用があり、そのせいで頭皮の嫌な臭いが強くなります。

女性であっても、もともと男性の10分の1~5分の1ほどではありますが男性ホルモンがあり、その男性ホルモンが増えることで皮脂の分泌が多くなってしまいますので注意してください。

 

生活リズムに注意!

生活のリズムがくるってしまうと体内時計がくるってしまうこととなります。

体内時計とは生まれながらに人間に備わっている、行動や睡眠の周期を決定づけるものです。

体内時計が規則正しく働いているときは、自律神経の交感神経と副交感神経が作用しています。

脳の視床下部で自律神経はコントロールされており、その視床下部の中に体内時計を司る視交叉上核(しこうさじょうかく)という小さな部位があります。

朝日を浴びると交感神経が活性化し、夕方になると副交感神経が優位になるようプログラミングされています。

それが不規則な生活を送ってしまうと朝日で一旦リセットされることなく体内時計が狂ったままになり、自律神経がうまく働かなくなります。

ちなみに性ホルモンの分泌量を調整するのも視床下部で行われており、生活が不規則になると自律神経・性ホルモンの分泌、どちらにも問題が生じるということになりますね。

いつも交感神経が優位になったままだと、血管はずっと収縮し続け、頭皮の老廃物は排出されないままです。

また、男性ホルモンの分泌量が増えると皮脂が過剰に分泌されることは先ほど述べましたが、それも不規則な生活で起こりやすくなります。

皮脂の分泌量を減らすには、睡眠時間をきちんと確保することが近道です。

脂肪を分解するのは成長ホルモンの働きであり、その成長ホルモンは熟睡している時に多く分泌されるからです。

しっかり睡眠をとることで脂肪が分解されますので、質の良い睡眠をとることを心掛けるようにしましょう。

そうすると脂肪が血液の中に戻ることがなくなり、遊離脂肪酸が減り、嫌な臭いが発生しにくくなります。

 

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