怖い摂食障害 「痩せないといけない!」と思いつめないで

コラム

「痩せたら絶対あの子より可愛いはずだから!」

「痩せてあの人を見返してやりたい!」

痩せたいというモチベーションを強く持ってダイエットするのは成功への近道ですが、でも無理をし過ぎると体は悲鳴を上げてしまいます。

きれいになりたいからダイエットを始めたはずが、身体を壊して健康美を失ってしまうのは本末転倒です。

そもそも本当にダイエットする必要があったのでしょうか。

「BMI」という指数があります。

BMIを計算することで、本当にダイエットする必要があるのか、自分は本当に太っているのかを簡単に確かめることが出来ます。

<計算式>

体重(kg) ÷  身長(m)の二乗

まずは自身の値を計算してみてください。

そして下記の表から、本当に痩せる必要があるのかどうか、確認してみましょう。

BMI 体型
18.5未満 低体重(痩せ)
18.5~25未満 普通
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

肥満かどうかの指標は、人種等を考慮する必要がありますので国によって違いますが、BMIは国際的に用いられている数値であり、この数値をもとに、ダイエットが必要なのか、もしくはこのままでいいのか判断することができます。

理想体重はBMIが22程度であるとされていますが、それは最も病気にかかりにくい体重とのこと。

ただし、自身のBMIが25未満なのであれば、その体重を落とす必要はありません。

食事制限の必要はないと肝に銘じておきましょう。

痩せて綺麗になりたいという気持ちはわかりますが、それはあくまでも健康という大前提がありきもの。

健康の上に美は成り立つということを忘れないでいてくださいね。

おすすめ!ついでダイエット

極端に食事を制限してもきれいに痩せないということが分かったところで、おすすめのダイエット法をご紹介します。

普段の生活の中でついでにできるような気楽なダイエットなら負担が少ないですもんね。

その前に、体重を1kg減らすにはどれくらいのカロリーを消費しなければならないかご存知ですか。

答えは7,000Kcal。

とてつもない数字のように思えますが、これを無理なく減らすためには、1日の摂取カロリーより消費カロリーを350Kcal増やすことで20日で達成できます。

いきなり7,000Kcalを減らせ!と言われると「無理!」と思ってしまいますが、んちの消費カロリーを350Kcal増やすだけでよければ、なんかできそうな気がしてきませんか。

「もっと効率よく何キロも落としたいのに!」と思わるかもしれませんが、ここで焦って断食などの食事制限を行ってしまうと、一瞬面白いように数字が減るかもしれませんが、結局身体を壊して、きれいに痩せるとは程遠い状態になってしまいます。

摂取カロリーが基礎代謝を大幅に下回ってはいけません。

基礎代謝は日々生きるために最低限必要なカロリーです。

いくらダイエットをしているといっても、基礎代謝分のカロリーを摂取しなければ栄養不足に陥り、摂食障害になってしまいます。

このような短期集中型の無理なダイエットは避けて、日常生活の中で工夫しながら無理なく継続できるダイエットで、長く続く綺麗を手に入れましょう。

まず見直してほしいのは、食事のとり方。

「よく噛む」ことを意識するだけで、ダイエットにつながりますよ。

噛むというのは口を動かしますよね。

その口の中の刺激が脳に伝わると、「神経ヒスタミン」という物質が分泌されます。

この物質は満福中枢を刺激します。

そうすると脳はお腹がいっぱいだと認識するんですね。

早食いの人はなかなか満福中枢が刺激されず、結果脳が満足しないまま食べ過ぎてしまいます。

よく噛むことで食事量を減らしても、脳が満腹だと感じてくれ、お腹がいっぱいなのでこれ以上食べられないと判断してくれます。

お腹が空いているのを我慢して続けるダイエットよりもはるかに楽ですよね。

また、よく噛んだことで消化も良くなり、代謝も上がります。

「よく噛むこと」、たったこれだけなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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