こんなに悪影響!ストレスで体調不良に

コラム
「生きていたらストレスを感じるのは当たり前」などと言われますが、吐き気が続いたり、身体がずっとだるかったり。
それは身体がSOSを発しています。
いくらストレスは多少あって当たり前と言われても、さすがに吐き気が続くのはNGです。
吐き気があると生活の質は著しく下がります。
食べるのもつらいですし、仕事や勉強も手に付かなくなりますよね。
精神的にもつらい時期が続いてしまいます。
吐き気止めを飲んでごまかすのではなく、原因となっているストレスをなくす必要があります。

ストレスが体調不良をもたらす

原因不明のさまざまな病気が実はストレスのせいだったということは非常に多くあります。

ストレスによって自律神経系・内分泌系・免疫系のバランスが崩れ、自身の身体をうまく司れなくなってしまうからです。あまりにも仕事が忙しくて「もうつらい」、部活で先輩にしごかれて「もうやめたい、しんどい」などという気持ち自体がまさにストレスを表しています。

そして、その気持ちが身体や行動面に表れるのは、ストレスが身体に影響を及ぼした結果だといえます。

ストレスにじっと耐えているということは、心や体に無理を強いているということなんですね。その無理が高じて体調不良へとつながります。

胃腸の不調は自律神経の乱れから

では具体的に、吐き気がどのような部位はどこの期間の不調が原因かといいますと、それは消化器官です。
胃や腸がストレスによって不調を起こしています。
胃腸の働きが鈍ってしまっていること、また胃酸が過剰に分泌されていることがその原因だと思われます。
そして、多くは、吐き気以外にも、腹痛や便秘・下痢といった症状を伴っています。
ストレスが自律神経に悪影響を及ぼして、その結果消化器官全体の働きを悪くしているのですね。
通常は絶妙なバランスを保っている交感神経と副交感神経ですが、いったんバランスを崩すと、どちらかの働きが強くなってしまいます。
もともと正反対の働きをする神経のため、バランスが崩れるととんでもないことになります。
例えば、平時であれば胃の粘膜によって胃の内側は守られています。
これによってどんな強い胃酸であっても胃壁を溶かすことはありません。
それが交感神経・副交感神経のバランスが崩れることで胃の粘膜を傷つけるようになります。
それで起こるのは「急性胃炎」や「胃潰瘍」といった病気です。
他に吐き気が表れる病気としては「機能性ディスペプシア」、「過敏性腸症候群」といったものもあります。
「機能性ディスペプシア」はどんなに内視鏡で確認しても胃に問題があるわけではありません。
それなのに収縮や消化といった胃の動作がおかしくなってしまう病気です。
「過敏性腸症候群」も同じように腸に何か異常が見受けられるわけではないのに、上手く腸が働かくなります。
これらの病気でも吐き気が出現します。
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